英首相、ガザ惨状続けばパレスチナ国家承認の意向表明 イスラエル反発

(VOVWORLD) -スターマー英首相は29日、飢餓が深刻化しているパレスチナ自治区ガザの状況についてイスラエルが対応しなければ、9月の国連総会でパレスチナを国家として承認する用意があると表明しました。
英首相、ガザ惨状続けばパレスチナ国家承認の意向表明 イスラエル反発 - ảnh 1(写真:THX/TTXVN)

スターマー首相は、イスラエルがガザへの一段の援助流入を認める実質的な措置を講じない限り、英国は行動を起こすと強調しました。イスラエルとパレスチナが平和的に共存する「2国家解決」を実現する長期的な和平プロセスに全力を尽くすと言明しました。

スターマー氏は記者団に対し、援助の失敗によってガザで栄養失調に苦しみ衰弱した子どもらの姿に言及しました。「パレスチナの人々はひどい苦しみに耐えてきた。この苦しみを終わらせなければならない」と訴えました。

情報筋によりますと、スターマー首相は発表前、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行いました。発表を受けネタニヤフ氏は、スターマー氏は「イスラム組織ハマスの極悪なテロリズムに報う一方で、その犠牲者を罰している」と非難しました。「イスラエルの国境沿いに『ジハード主義国家』が成立すれば、英国も将来的に脅かされることになる」と警告しました。(ロイター)

 

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